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大江戸四十八手 幕の参 傀儡女淫変始末

大江戸四十八手 幕の参 傀儡女淫変始末

時は元禄、江戸城内大奥にもう一人の「キラコウズケノスケ」がいた。名を「嬉良交好之助」、新参女中の世話役及び仕置番を生業とする。近頃、大奥の中には局部に塗る媚薬が存在するという。嘘か誠か、塗れば女の悦びを忘れた者も取り戻すという話だ。しかしその変貌ぶりは明らかに不自然であることから疑念が広がる。実は、この一件の黒幕は毒味役に扮したくのいちの駒代であった。幕府を揺るがす巨大な陰謀と、嬉良の隠された素性とは一体何なのか?「頑固一徹、これからも生き方は変えられまい。大奥とは俺の世界であり、何人たりとも邪魔はさせまい」嬉良が魅せた四十八手の究極奥義はこれにて幕が閉じる。

大江戸四十八手 幕の弐 京内憚り始末

大江戸四十八手 幕の弐 京内憚り始末

規律、戒律の厳しい大奥の中で、得手勝手に振る舞う一人の女中・薊(あざみ)がいた。その態度に憤怒した嬉良は、女中を使い策を練り、薊が尖り(貼り型)ものが苦手であるという事を耳にした。そのこと利用し、薊を罠に陥れた嬉良と彼女に恨みを持つ女たちによって薊は阿鼻叫喚の罰を受けるのであった…。「ここはおれの守り場。大奥の掟、しかと肝に命じておけ」

大江戸四十八手 幕の壱 新参女中惑乱始末

大江戸四十八手 幕の壱 新参女中惑乱始末

時は元禄、江戸城内大奥にもう一人の「キラコウズケノスケ」がいた。名を「嬉良交好之助」新参女中の世話役及び仕置番を生業とする。渦巻く女の情念を手練手管で巧みに利用し、大奥を舞台に跳梁跋扈する嬉良の好色一代日記。「ここはおれの守り場、おなごを“待つの廊下”ってな。」

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